Oju-Omusubi-Makunouchi
project

<全部食べられるお弁当型のおむすび>

共同通信社から、農業の方を取材していてお米をもっとみんなに食べて欲しいため記事にしようと思う。そこで「新しいおむすび」の提案をして欲しい、と依頼がきました。

お米をいっぱい食べてもらうためには、お米をたくさん使ったおむすびが良いけど、ただ大きくてもなぁと。ひとまずブレインストーミングとスケッチ開始。

単純にビュッフェスタイルにしたおむすびや、大きいおむすびにカレーを入れたり。。。でも、結局見た目がおむすびなので地味だなぁと。そこで思いつたのが、おむすびをお弁当箱そのものにして、幕の内弁当を詰めたらどうだろう?蓋もお米で作ってお重にして閉じれば大きなおむすびになるじゃん!

ということで、早速試作を開始。
ただのおむすび型のランチボックスでは、重さも大きさも形を保つことができず崩れてしまう。。。
かと言って崩れないよう小さく握っても、お弁当の中身が物足りない。。。
あ〜だこ〜だと、試作しては食べ、また作っては食べ、お米をたくさん食べることに、トホホ。。。

そこで強度をつけるためお重のお米部分を海苔で包んじゃおうとなりしまた。
実はこのアイデア、スケッチ段階ではあったけど、見た目のおむすび感がどうかなあと、後回しにしていた案。
でも実際にやってみたら、これが結構面白い見た目に!
お重型おむすび幕の内弁当が完成しました。

そして、ギャランティーはなんとお米!
とっても美味しくいただきました。ありがとうございました。

下の写真は2019年にボブファウンデーションのアーカイブブックを作った時に、再案して追加で作った「カレーうどん丼」。これまた器部分はお米を海苔で巻いたもの。全部部食べられるエコなお料理です。

client: Kyodo news
July 2005