Communication
exhibition

<初めての展覧会>

2004年夏、Tokyo Style in Stockholmというイベントに参加しました。
Bob Foundationとして初めての展覧会です。

このイベントは、それまで東京で開催していたスウェーデン出身のデザイナーやブランドを東京に紹介するSwedish Styke in Tokyoというイベントがあって、今度は逆に東京のデザイナーやブランドをストックホルムで紹介しようというものでした。スウェーデンには遊び行ったり、短編映画を撮影したり、それまでのSwedish Styke in Tokyoに友達も多く参加していたり、募集を聞いてすぐに参加を決めました。

イベントは首都ストックホルムを中心にギャラリーやショップ、シアターなど各地で展示会場が設置されプロモーションされました。私たちもいくつかの会場候補から、ここだ!っと思ったところにコンタクトを取りました。そこはFellow Designersという素敵なデザインチームのスタジオで、サマーホリデー期間中ギャラリーとして貸し出すということでした。そして送ってもらったスタジオの写真を見て一目惚れ、白を基調とした通りに面した1階部分のスタジオです。ロケーションはイベント本会場があるホテルからは離れていて(隣の島)、ハイストリートの路地をちょっと奥に入った落ち着いたエリアでした。そのエリアには、私たちが大好きなスウェーデンを代表するデザインチーム10-gruppenのショップオフィスに近かったことも心を大きく躍らせました。

Swedish Styke in TokyoとTokyo Style in Stockholmという2つのイベントを通して、すぐにCommunicationをテーマにしようと思いたちました。スタジオで日々興味あることをテーマに沿って落とし込んでいくことにしました。まずはファブリックのデザイン作りから。いくつかのアイデアから電話線をモチーフにしたRingRingという柄に決めました。また電柱モチーフの木製オブジェを作ってディスプレイし、糸電話で実際に遊んでもらうことを思いつきました。そして展示の中心に、訪れてくてた人が体験できるイスタレーション、お祭りなどの屋台にある糸引きくじを巨大化することにしました。ちょうどスタジオ近所、日暮里周辺のお菓子問屋街が開発でなくなってしまうことへのオマージュでもありました。その他、撮りためた東京の風景写真から動物シリーズZOOLOGYをセレクトし、私たちの身近な環境を見てもらおうとプリントしたり、テーマとは別に、当時作っていたバッグの展示など、分野を問わず作ったものをそのまま持ち込んで、私たちの活動を知ってもらおうと試みました。

私たちにとって初めての展覧会でしたが地元スウェーデンの友人知人をはじめ、イベントに興味をもった人がツアーのようにたくさん遊びにきてくれました。さらには現地デザイナーのグループ展示に誘われたり新しい交流も生まれました。スタジオを快く貸してくれたFellow Designers、この時に知り合えた10-gruppen、他多くのデザイナーとはその後も交流が続いています。

またみんなとFIKAしたいなあ。

Thank you, Fellow Designers!

Stockholme, Sweden
5th to 10th August 2004